平雄

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平雄の地図



映画『萌の朱雀』舞台

五新線の探索を行っている経路の途中、脇道に逸れるが是非とも訪れたいと思っていた場所がある。西吉野村の平雄地区ということろだ。映画『萌の朱雀』の舞台になっている。国道168号線沿いに新しい塗装をしたばかりの宗川野橋梁が見えたところから枝分かれし立川渡方面に進む。奥地の日裏まで運行するバスが1日数本五條バスセンターから出ている。しかし、午前中は上りと、午後から夕方にかけて下りのバスがあるだけである。つまり、早い時間に平雄に行こうと思っても公共交通を使っては最寄りまで赴くことが出来ないのである。そこで今回は、西吉野村を経由する「十津川温泉行き・川湯温泉行き」に乗り、宗川野で下車してそこから徒歩にて訪れることにした。

国道168号沿い宗川野までは比較的交通量が多い。狭い道なりに結構な台数の車両が行き来する。しかし立川渡へ向かう県道49号沿いは飲食店はおろか、自動販売機も見つからない。携帯電話の電波も入らない、川を流れる水の音と、鳥の声が響き渡る道である。

茄子原から左折し、平雄に入る。ロケ地となった家や景色へは、ここから急斜面を登っていくことになる。道はジグザグになっていて、来た道を戻るかのような遠回りもさせられる。地図を見ると山の峰をぐるりと取り囲むように登っていく。途中いくつもの分かれ道があり、その都度木の看板が立っていて案内がされている。徳善寺という寺があり、こちらに沿ってひたすらに進む。

ロケ地に立って正面の緑の山々を眺める。正面に正々堂々と不動の姿で山がそこに居る。山を神様と位置づける気持ちが分かるような気がした。十津川に向かうバスの中でも同じように感じたのであるが、周りをぐるりと取り囲まれ、ここに住む人々の気持ちを想像してみるのだった。

平雄から見る山々
平雄から見る山々
撮影:2008年10月4日

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